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近年、世界中で災害が多く、地域や都市を復興する際に使われたり、心理学で使われるようになった言葉です。
直訳すると、回復力になるようですが、弾力、しなやかな強さという意味でも使われます。
最近では、ニューヨークの都市計画で使われていて、「REBUILD BY DESIGN」というコンセプトを掲げ、都市と人の生活をデザインし直して、地域機能を回復させるためのテーマとして使われています。
昨年からのコロナ禍は、まさに災害級です。
人々の生活様式は一変し、経営環境は様変わりしました。
業種によっては、破綻に追い込まれたり、厳しい状況が続いています。
だからこそ、この【レジリエンス】という言葉の意味である回復力は、今の経営環境に正に必要なことだと思います。
そして、経営を回復させるために必要なことが、【マーケティング】だと考えます。
キレイごとではなく、ビジネスですから、先ずは【売ること】です。
あるものを売る、なくても作って売る、とにかく売る。
売るの原点は、誰かの役に立つこと。
もちろん、押し売りや詐欺的手法はNGです。
誰かの役に立つことで、対価をいただく。
誰かを見つけ、役に立つことを知ってもらうのが、マーケティング。
しなやかに強く、弾力的に動けるのは、中小企業ならではの強みのハズです。
事業が回復するために、無料で使えるものは、たくさんあります。
昔とは違い、インターネットでの情報収集、ユーチューブなどのノウハウ動画、ダウンロードできる資料、相談できる無料の窓口、無料のマッチングサービスなど探せば、探すほど出てきます。
その中から、回復するためのノウハウ、ツール、戦略を探していただきたいと思います。
探す順序としては、上記に書いたノウハウやツールを探しがちなのですが、私として、戦略からをおすすめします。
理由は、戦略とは考え方(フレームワーク)を定めることであり、優先順位を決めること。
それがない状態で、ノウハウやテクニック、ツールを求めても、上手く機能しないことが多いのです。
一時的には良くても、継続的には回復しない。
人間の身体が悪くなって、抗生物質で一時的に抑え込んでも、その後に回復しなければ治らないのと同じです。
これからの経営環境を予想した時に、悪くならないと予想できる業種は僅かです。
気づかないまま、悪くなり手遅れとなることもあり得ます。
超短期的な対策から、長期的な計画までを再考することで、回復のきっかけになると思います。
回復するには、先ず休む=経営であれば、一時的に止まって考える・整える。
そこから、マーケティングによって回復していただきたいと思います。
回復するイメージをすることで、いろいろなアイデアやヒントが生まれます。