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アフターコロナという時代に合わせるのは、もちろんです。
〇〇戦略というような、メジャーな名前の戦略を参考にするのもいいと思います。
しかし、肝心なことは、経営戦略を実行した後における自社の経営状態を数字でプランニングすることです。
数字は、損益計算書だけではなく、貸借対照表も含みます。
特に、キャッシュフローが最も重要です。
そのためには、「攻め」と「守り」を同時に行う必要があります。
わかりやすく言えば、売上又は利益を上げながら、コストを下げる。
新しい設備投資をするとともに、不要な資産を売却する。
という、やや無理ではないかと思われるぐらいのことになります。
やりやすいのが、コスト削減。
よく間違えて、広告費を大きく削減されるところもありますが、必要な変動費の場合には、売上を下がることになります。
次に、外注費や外部委託費の削減。
私の経費も、この分野ですので、削減された経験もあります。
ただ、製品(商品)・サービスの品質に関わる部分や、経営に関する優秀な内部人材がいない等という場合は、戦略も企画も機能しなくなり、会社が止まります。
難しいのは、「攻め」の部分。
現状の分野が、既に成熟期又は停滞期の中小企業が多い中、次の分野をどう攻めるかということについては、不確定要素が多過ぎて、なかなか踏み出せないのも事実です。
リサーチ、戦略、企画というプランニングが重要になります。
この「攻め」の部分で、多くの中小企業が参考にする成功事例。
同じ業種で、同じ規模で、同じような経営環境や経営資源ならば真似ることで、上手くいきます。
しかし、最近では真似ても上手くいかないことが多いのも事実。
理由は、外的環境も内的要因も異なるからです。
真似る事例を探すことは、参考になりますが、単純ではありません。
今の時代は、情報戦です。
インターネット、SNSだけではなく、リアルな業界情報などを常日頃から出来るだけ多く集めておくことが必要です。
そして、その情報を分析・判断する力が、更に重要になります。
自社での活用や応用をどうするのか・・・経営者・会社の力量次第です。
私が外部委託の立場だから言うわけではありませんが、このようなことこそ、第三者的な立場での分析や判断が必要です。
言わば、専門分野だからです。
しかも、ビジネス経験がなければ、経営者の感覚も会社のこともわかりません。
しかも、中小企業の泥臭い部分や手探りな状態、勘や感覚での経営を理解することが出来なければ、ただのキレイごとになってしまいます。
中小企業の経営戦略は、カンタンではありません。
攻めと守りのバランス、経営資源であるリソース(人・モノ・金・情報)、スピード感とスケジュール。
大変な時代だからこそ、取り組んだ中小企業や、このようなことを意識する
起業が、続いていくものと思います。
私も、もちろん小さな会社・事業です。
続けるために、新しいことにチャレンジし、古いことを刷新しています。
アフターコロナという言葉をタイトルに使いましたが、時代に適応していくのが経営です。
経営戦略は、時代に対応する適応戦略と言えます。