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競争より、共存。
聞いたこともあるでしょうし、よく言われている言葉です。
マーケティングでは、これまで共存ではなく、「競争」をしてきました。
競合先という言葉も、市場を奪い合う競争している相手ということで、相手よりも、優位に且つ好機を得ることが、マーケティングの目的とされたところもあります。
しかし、最近では、顧客が多様化・多属化。
一つの趣味でもなければ、一つの傾向に偏ることもありません。
この分野では、コレが好み。
こちらの分野では、こっちがいい。
顧客のライフスタイルが、インターネットというインフラとPC・スマホという道具で大きく変わりました。
つまり、顧客は、「アレもいいし、コレもいい」
比較検討することは、もちろんですが、昔とは違って白黒ハッキリということではなく、
この商品は、コレがいい。
この会社は、ココがいい。
と、0か1かという判断ではなく、グレーな部分は置いておき、自分のメリット部分を冷静に評価していると感じます。
競争していると、出来るだけ多くの項目について相手を超えようと、様々な工夫や努力を行うことと思います。
しかし、顧客がグレーな部分を残して(競合先とは変わらない状況は、置いておいて)、自分のメリットで選択するのであれば、
今回は、ココがいい。
今回は、ココでいい。
今回は、ココにしてみよう。
と、判断することも多くなっています。
このような状況では、競争ではなく、共存という環境が既に生まれています。
売り手側が、共存しようと思わずとも、顧客側から判断されているということです。
そこで、共存というマーケティングの観点と戦略を取り入れる。
その方法とは、顧客を明示すること。
・うちのお客様は、このようにお使いです。
・お客様は、このような理由で選ばれました。
・お客様は、このように満足されています。
そこから、新たなマーケティング(集客や広告)の戦略や企画が生まれます。
共存というマーケティング、鍵を握っているのは、【顧客】です。