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経営という仕事は、迷路を進むのに似ています。
出口は見えないままで、進まなくてはいけないですし、先がどうなるかは、行ってみないとわかりません。
そこで、経営判断を行う際には、指標やデータを参考にします。
どのようなデータが実際に有効なのでしょうか?
財務指標については、一昔前には、中小企業庁から、中小企業の経営指標が発表されていましたが、平成15年(2003年)に廃止。
現在は、業種別主要計数表として、ホームページがあります。
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/keiei_sihyou/h11/07_index.html
中小企業実態基本調査というものも、あります。(E-Stat:政府統計の総合窓口)
財務的指標は、金融機関が参考にしたり、自社の業績を業界比較する等で使われますが、現実的な、経営判断の場においては、重要視されていないと思われます。(事業承継、事業譲渡などでは有効ですが)
何より経営判断で大事なのは、事業存続や売上確保という問題。
つまり、いかに売上を上げて儲かり続けるか。
コロナ禍の中、新規事業や事業再構築が話題ですが、まずは自社の現状把握。
資金的なことは、もちろんですが、経営資源としての人や設備。
人に関して言えば、それぞれの社員のスキルが役立つことが多々あります。
売上や販売データばかりが注目されがりなのですが、人データは重要です。
趣味が高じて、プロレベルの人もいます。
次に必要なデータは、リサーチデータ。
同業者(競合先)の状況、売れているモノや話題のコト。
これは、業界情報なので、知っておいて当たり前。
知らなければ、ならないことです。
そして、特に重要なのは、異業種情報。
ここでも、売れているモノやコト。
原因や要因、環境や状況など、知ることでビジネスヒントやアイデアが生まれやすくなります。
実際に、異業種に参入する場合も、リサーチが基本であることは言うまでもありません。
最後に、市場情報。
自社の業界、対象となる顧客の動向や傾向。
詳しく言うまでもない、当たり前のことです。
要は、マーケティングで言われている【3C】の情報・データ。
Company, Competition, Customer
これらの情報については、日々収集・整理しておくことが重要です。
昨年来、社会が大きく動いていることは、周知の事実。
ここで情報収集・整理しているかどうかで、次が変わります。
Webマーケティングの動向や、SNSの動向や傾向も含めて、各媒体はアップデートを繰り返し、変化していきます。
話題であった、ios14のクッキー制限も、4月28日から稼働しており、これから、リスティング広告には影響が出てくるものと思われます。
敏感に、迅速に、経営判断が求められる時代です。
有効なデータ・情報を、再チェックしていただきたいと思います。