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アメリカの大学教授が提唱し始めたそうですが、大企業の経営改革における用語として使われています。日経ビジネスにも、特集で取り上げられています。(2020年3月30日号)
ざっくり言えば、イマドキのデジタル化。
昨今の事情から、在宅勤務が増えると、ウェビナー、オンライン講座、ウェブ会議と、必要に迫られて、浸透していっています。
私も、万が一に備えて、ウェブカメラをテストし、主催するミーティングのテストを行ったりと、時代に合わせるというよりは、状況に適応するカタチで、今までは招待されて参加していたウェブ会議を、自分でやれるようになりました。
サブスクリプションというビジネスモデルや、データを活用するためのソフトウェアの進化、キャッシュレス対応も、DXと言えばDXだと思います。
DXと呼ぶと呼ばざるとも、時代に適応しないといけない部分が出てくれば、私がウェブ会議が出来るようになるのと同じで、広義のDX化は進むのですが、経営改善とか経営改革という観点で、DXとするならば投資も労力もかかることで、更に取り組んだことで、得られる何か(効率や成果)がなければ、意味がなくなるのでひと昔前に流行った「●×△」という経営手法と同じで、言葉だけが走っていくということになりかねないかと思います。
さて、中小企業の私たちは・・・要は、デジタル化を上手くビジネスに出来るかという1点に限られます。それには、デジタルへの慣れ、知識、能力(スキル)は必要です。
誰がやるか・・・中小企業は、これが課題。
DXという言葉が出てくる時期や必要に迫られてデジタルツールが拡大するときほど、そのためのノウハウやテクニックが注目され、販売もされたりします。
それらを学ぶことはいいことなのですが、ビジネスを組み立てたり、自社のオペレーションを構築するということになると、それ以上の能力や労力が必要になります。
このような時には、ノウハウやテクニックに踊るよりも、まずは、どんなデジタル化があるかを知ることが先。次に、それらのツールで、何が出来るか。そして、どんなビジネスをどれぐらいの規模で、どの程度の時間をかけて、組み立てることが出来るか・・・という風に考えていかなければ、ノウハウの仕入だけで終わってしまいます。
ツールありきでビジネスを考える状況であれば、自社の棚卸も必要になります。
RBV(リソースベースドビュー)という経営資源から、戦略構築する方法と同じです。
何が経営資源であり、誰の役に立つのか。
これが明確にならなければ、競争優位性も独自性も定まりません。
現ビジネスを一部デジタル化で、収益が上がることもあると思います。
芸人さんたちが、ユーチューバーとしてデビューするのと似ています。
俳優さんも、ユーチューバーで成功するでしょうか?
平たく言えば、このようなことを考えて、デジタル化、DXのノウハウを仕入れて、これまでとは異なる収益源を構築することが、中小企業としてやるべきことだと思います。
では、自社ではどうやるか・・・足元を見て、しっかりと考えていくとあると思います。
このような状況で、大変なところがほとんどです。
それでも、中小企業は、どうにかして踏ん張って、生き残らないと助けは来ません。
悲壮感よりも、何が出来るか、何か出来るか、どう出来るかと、出来ることを考えていくことで、チャンスも見えてくるかと思います。
私も、クライアントさんと一緒に、諦め悪く頑張ります。
NEVER EVER GIVE UP.