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中小企業、小規模企業経営に関しては、多くの情報がサイトや書籍で公開されています。
中小企業庁が公開しているものについて、いくつかご紹介します。
【概要】
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/shingikai/soukai/2021/download/210315HS05.pdf
【事例集】
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2021/PDF/2021jirei.pdf
3月、4月に作成されていますので、まだ半年前ですから最新です。
このような資料に目を通すことは、国の方向性や傾向について知ることが出来ます。
そして、この白書は、当然ながら金融機関も目を通します。
融資、補助金、助成金と、お金が絡むことで、保証協会や金融機関への説明資料として白書の資料を使うということは、よくあることです。
要は、知っておかなければならないことの一つになります。
ところで、今年の白書で気になったことをお伝えします。
本節では、中小企業が抱える経営課題や、課題解決のための相談相手の実態について分析する。と、説明された白書の内容について説明されたページがあります。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2020/shokibo/b3_2_2.html
このページには、中小企業の課題実態などが掲載されていて、人材の確保や育成、営業販路開拓などの項目が並びます。
そして、これらの課題を解決するために誰に相談するか・・・
という項目があるのですが、誰の割合が一番多いと思いますか?
- 同業者の経営者仲間
- 経営陣・従業員
- 取引先
以上、3項目で、50%以上を占めています。
私の立場からすると、「だから、上手くいかない」となりますが、異なる立場から見ると、実は【チャンス】です。
上手くいかない中小企業や小規模企業のほとんどが、同業者や経営陣という非常に身近なところしか頼るところがないことと、取引先にも情報を求めているという事実があります。
特に、B2B取引では効果が期待できる可能性大です。
B2Cであっても、取引先との交渉はじめ、新商品や新規事業などのチャンスが拡がります。
問題は、この事実をいかに活用できるか。
取引先への情報提案は、昔からやられてきたアプローチ手法です。
ただ、属人的な側面が強く、出来る人と出来ない人の差が大きくありました。
しかし、今はネットの時代。
文章も、画像も、動画も無料で使い放題です。
会社として、事業として、この状況を情報戦略として使わない手はありません。
いかに情報を引き出し、どのように加工して、情報提供していくか。
先ずは、取引先の経営課題を知り、その情報を提供をし続けることで、距離は、近くになるはずです。
このように白書はじめ、公開されている資料は、使える部分もあります。
B2B,B2Cともに、情報戦略はこれからの時代に、ますます重要です。