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中小企業の強さ・・・しぶとさ、売上や利益を生み出す力だと考えています。
次々と事業を展開していくところもあれば、徐々に衰退していくことに気付かないところもあります。
開業以来24年以上、多くの中小企業・小規模事業の経営者の方と接してきて、強い・しぶといという企業に共通することがあります。
- 事業がいい状態の時期に、既に始めている
- テストマーケティングでの切り替えが早い
- 質よりも量
1番目のことについては、危機感の強さにつながります。
事業がいい状態でなければ、新たなことにチャレンジする費用も出てきません。
そもそも、事業規模が大きくないので、小さく始めることになります。
しかも、経営資源であるヒト・モノ・カネには、限りがあります。
少し余裕がなければ、次につながることに着手は出来ないのが実情です。
事業の状態が思わしくない状態で、「一発逆転」は、ほぼありません。
常に情報収集を行い、現在の事業について改善や改革、次の事業を考えておく、という気持ちの余裕も必要です。
2番目は、用意の良さと決断の速さです。
テストマーケティングを行うにも、準備が必要です。
用意周到にシミュレーションまで行うのが当たり前。
更に、テストマーケティングで思わしくない結果が出た場合に、決断の速さがなければ、執拗にこだわり過ぎて身動きが取れません。
ダメな場合こそ、早い判断と決断こそが、上手くいく近道です。
3番目は、事業スタイルに通じるものです。
一つの事業をコツコツとやることは、もちろん素晴らしいことです。
そのようなスタイルであれば、改善や改革という大げさなことではなく日ごろの工夫や努力の積み重ねが多くあると思います。
又、いくつかの事業を展開する場合には、様々な情報を収集して実行しなければならないことから、事業スタイルは、マルチタスク型になります。
どちらがいいということではなく、質を求めるよりも量をこなすスタイルが強さやしぶとさにつながっていると思います。
上記の3つのポイントを違う言い方で集約してしまうと、PDCAサイクルの早さだとも言えます。
更に、PDCAサイクルの管理が可視化され共有されていると、管理が徹底されて、各プロジェクト進行が確実です。(最近では、このようなツールも多くあります)
マネジメントとマーケティングが一体となっていればいるほど、事業の強さは強固になると思います。
これらのことは、何もスマートに行われているわけではありません。
中小企業ですから、力技であったり、社長の牽引力であったり、どちらかと言えば、無理しながら・・・がほとんどです。
今後、経済状態はじめ経営環境は、今まで以上に変化すると予想されます。
チャレンジし続けてこそ、強さやしぶとさが備わります。