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時代に応じて、マーケティングもトレンドが変わります。
それは新しい媒体や技術がリリースされて大企業が使用する等、一定の市場浸透が進んだ頃にトレンドとして紹介されていきます。
このころには、大手代理店はじめ、ベンチャー企業が次々と参入し、トレンドを盛り上げ始めます。
そして、ネットで話題になり、ビジネス誌で特集され、書籍が出版されていく・・・。
それからしばらくすると、嫌でも中小企業の耳にも届いてきます。
ここで、「今がチャンス!」と一斉に声が上がり、新しいマーケティングの方法やノウハウが拡がっていきます。
ところが、ここで参入して大儲けした中小企業の事例は、ほとんどお目にかかっていません。
少し古いところですが、SNS。
SNSがスタートしたのは、既に15年以上前。
そのころも、盛り上がりました。
私も、アカウントを作成して、動向をウォッチしていました。
しかし、SNSで儲かったという中小企業の話は聞かなかったし、ビジネスモデルが構築されたとも聞きませんでしたし、多くの事例を知ることはありませんでした。
(成功事例はありましたが、汎用性や再現性はハードルが高いものだったと思います)
ところが、既に15年以上経った今、SNSでの成功事例を紹介しているところが出てきています。
実際は、どうなのか・・・
先ず、「SNS」という媒体が検索機能として使用されたことが大きな変化です。
当初は、口コミ・バズると言われていましたが、それほどの影響力はなく、当時はマスコミに取り上げられる等の方法が優位でした。
今では、SNSを起点に、トレンドが生まれる時代です。
こう考えると、情報の流れが全く変わってしまったということになります。
数年前、ネット広告代理店が「SNS広告」を推していましたが、当時は、ビジネスモデルとしては確立されてはおらず、これまでのトレンドと同じで、声を上げ始めた頃だったと思います。
ところが、今はSNS広告でのビジネスモデルが存在しています。
その代表例として、ユーチューバー、インスタグラマーという新しい職業が、市民権を得て拡大しています。
これらの職業が成立すること自体が、ビジネスモデルとして稼働していることになります。
SNS広告は、SNS各媒体別に設定、設計、企画が異なり、ビジネスモデルは、複数媒体による複合的なものが多くなります。
上記のインフルエンサー(ユーチューバー、インスタグラマー等)は、アフィリエイターという業務区分であり、広告の一部と考えればご理解いただけると思います。
更に、SNSの各媒体で、広告と広報の特性について強弱があります。
ある媒体は、広告より。
ある媒体は、広報より。
ある媒体は、広告と広報の両面を持っている、ということです。
今後、5Gという通信新技術のインフラが整備されることで、マーケティングトレンドとして、今後も様々なツールやノウハウが紹介されると思います。
その時に、中小企業が先駆者利益を得られるかどうかは、まだわかりませんが、ただ、これまでの経緯や経験から、中小企業としては少し遅れたくらいがちょうどいいのではと思います。
マーケティングトレンドは、知っておくべきことだと思うけれど、使うとしたら、周りをよく見て・・・。
あと一つ付け加えるとしたら、そのトレンドもライフサイクルがあります。
そのライフサイクルを考えて、成長期で参入し、衰退期で撤退するというシステムとオペレーションまで考えておくことが必要です。
最近では、ZOOMに代表されるビデオ会議システム。
営業活動が大きく変わったことは間違いなし。
ZOOM営業のノウハウ、テクニック・・・、これからのトレンド。
社会に適合して、どのように成長していくのか。
これからが、楽しみでもあります。
今年も、既に後半戦。
これからのマーケティングトレンドを注目し、来年度の方向性や戦略、施策を決める時期です。
これから、何に取り組むか、どう取り組むのかで、来年度が大きく変わります。