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他社と組むというアライアンス(提携)はじめ、業務委託して効率化を図るなど、中小企業として、いろいろな経営のカタチが出来るようになりました。
新しい事業に取り組む際にも、自社だけではなく、外部との連携で可能になることも多くあります。
弊社も例外ではなく、外部との連携や委託というカタチで、様々な業務やプロジェクトをこなしています。
そこで、上手くいく場合と上手くいかない場合の違いがあります。
それは、【ルール】にあります。
外部との場合は、契約書を結ぶというのは当たり前ですが、契約書だけでは書ききれないことや決めきれないことが、多くあります。
このことを、最初に決めておくかどうかで、その後が違います。
そのために、もう一つ必要なことが、主たる側が業務内容を理解しておくこと。
そして、管理することです。
そんなことは言うまでもない・・・と思われるでしょうが、意外と多いのです。
ややもすれば、相手の専門分野だからということで、「丸投げ」というカタチになると、コントロール不能に陥ります。
専門分野がわからないにしても、業務遂行プロセスは理解しておかなければ、管理が出来なくなります。
このことは、社外だけではなく、社内にも該当します。
社内の場合は、「伝言ゲーム」と考えていただくとわかると思います。
最後に伝わった時には、別の意図や内容になることもあるのです。
しかも、専門分野があれば、尚更です。
伝える人が、わからないまま伝えるのですから。
加えて、上手くいく場合には、【決裁】と【指示】が明確です。
誰が決裁するのかということが明確であれば、自ずと指示も明確です。
しかし、決裁に時間を要したり、決裁したかどうか曖昧な状態であれば保留と同じですから、いつまでも進まないことになります。
つまり、社内のルールと決裁・指示が明確でなければ、外部との連携も上手くいかない場合が多くなります。
多くの中小企業は、ルールが苦手です。
社長の鶴の一声で決まるというのは、メリット・デメリットがあります。
朝令暮改は、当たり前になっているかもしれません。
このような場合、社長自身が牽引するスタイルでは、いいと思います。
しかし、これからは・・・やはり社長だけではなく、内部のスタッフや外部との提携で、事業を展開していくことで、スピード感もレベルも上がります。
今後、国の中小企業施策として、事業再構築はじめ産業構造転換や労働環境変化は余儀なくされる部分になると思われます。
だからこそ、経営における相乗効果が、最大限以上に発揮できる環境や状態を整えることが重要になります。